犬の水分不足は、水皿の減りだけでは判断できません。必要な水分量の目安と、自宅でできるチェック、水分の摂取方法を整理します。
水皿は置いてある。
でも、どれくらい飲んでいるかは分からない。
元気そうだし、食欲もある。
だから「足りているはず」と思ってしまう。
けれど水分不足は、気づきにくいものです。
この記事では、犬の水分について
- 必要量の目安
- 自宅でできる見分け方
- 水分の補給方法の考え方
この3つを整理します。
■ 犬の水分量の目安
まず、判断の軸になる目安です。
体重1kgあたり:40〜60ml/日
これは、健康な成犬で、発熱・下痢・嘔吐などがない平常時を前提とした目安です。
- 3kg:120〜180ml
- 5kg:200〜300ml
- 6kg:240〜360ml
※この水分量には、飲み水だけでなく、食事に含まれる水分も含まれます。

■ 水分不足が見逃されやすい理由
犬は、人のように「喉が渇いたから水を飲もう」と意識的に行動するわけではありません。
水が冷たい、においが気になる、器の高さや床の状態が合わない。
そうした小さな違和感だけで、飲むという行動が減ってしまうことがあります。
ポイント
体が水分を必要としていても、
「今は飲まなくていいや」という判断になりやすい。
■ 自宅でできるチェック方法
水皿の減りだけで判断せず、体のサインも合わせて見ます。
- 歯ぐきがしっとりしているか
- 歯ぐきを押して、2秒以内に色が戻るか
- 皮膚をつまんで、すぐに戻るか
- 尿が極端に少なくないか、濃くないか
複数当てはまる場合は、水分が足りていない可能性があります。
■ 飲まない理由は「環境」にある
冬に水を飲まないのは、性格やわがままではありません。
・水の温度を少しぬるめにする
・陶器や樹脂の器に変える
・滑らない場所に置く
飲みやすさを整えるだけで、水分の入り方は変わります。
■ スープで水分をとるという選択
目安量に少し届かないときは、「水として飲ませる」以外の方法もあります。
・フィッシュパウダーを水で溶かしてスープにする
・ヤギミルクパウダーを水で溶かしてミルクにする
香りが立ち、水だけより口をつけやすくなるため、結果として水分摂取量を増やしやすい。
■ まとめ
水分は、不足してから気づくものではありません。
目安量、体のサイン、そして水分の摂取のされ方。
この3つを重ねて見ていくことで、無理なく水分管理ができます。
「飲んだ量」より、体に入った水分量。
それが、判断の基準です。
この記事で紹介した、水分の摂取方法
本文で触れた、水分摂取の方法として使えるアイテムはこちらです。
それぞれの犬に合った形で、水分が無理なく体に入る方法を選んでください。

