犬の肉球は丈夫そうに見えて、実は乾燥や摩擦の影響を受けやすい部位。構造と生活環境の視点から「乾燥サインの見分け方」と、無理なく続けられる肉球ケアの考え方をやさしく解説します。
🐾 犬の肉球はなぜ乾燥しやすいの?
肉球って、ぷにぷにで丈夫そうに見えます。
でも散歩のあとにふと触ると、
「前よりザラつく」
「ちょっと白っぽい」
「弾力が落ちた気がする」
…そんな“小さな変化”が出ることがあります。
ここで大切なのは、「乾燥前提で決めつけること」ではなく、
肉球のつくりと、生活の中で受ける負荷を理解したうえで、
その子に合うケアを選べるようにすること。
この記事では、肉球が乾燥しやすいと言われる理由を整理しながら、
「乾燥サインの見分け方」と「ケアの判断軸」をまとめます。
最後に、メイトの肉球クリームへ自然につながる形でご紹介します。
- 肉球は「強いけれど乾燥しやすい」構造をしている
- 汗腺はあるが「保湿」にはあまり役立たない
- 乾燥が進みやすい“生活の積み重ね”
- 乾燥とトラブルを分けて考える(受診の目安)
- ケアは「守る」より「整える」──クリームが現実的な理由
- クリーム選びの判断軸(舐める前提・使用感)
- THE MATE TOKYO(メイト)の肉球クリームについて
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おわりに(参考文献あり)

■ 肉球は「強いけれど乾燥しやすい」構造をしている
犬の肉球は、地面の衝撃を受け止める“クッション”です。
そのため、ほかの皮膚よりも角質がしっかりしていて、摩擦や衝撃に耐えられるつくりになっています。
一方で、肉球は皮膚表面のうるおいを守る仕組み(油分の供給)が強くないとされ、
環境の影響(乾燥・摩擦・刺激)が重なると、表面が荒れやすくなります。
● 覚えておくとラクな考え方
肉球は「頑丈だから放置でOK」ではなく、
“頑丈に見えるけど、生活負荷が積み重なる場所”です。
■ 汗腺はあるが「保湿」にはあまり役立たない
犬は人のように全身で汗をかくわけではありません。
犬の汗腺(いわゆる“汗を出す”タイプの腺)は、主に足裏(肉球)にあることが知られています。
ただし、この汗は主に体温調節や緊張時の反応に関わるもので、
人のスキンケアでいう「うるおい維持」とは役割が別物です。
そのため、肉球は乾いたときに自然に“しっとりへ戻る力”が強くない、という見方につながります。
■ 乾燥が進みやすい“生活の積み重ね”
肉球の状態は、体質だけでは決まりません。
むしろ多くは日々の生活環境の影響が重なって現れます。
● 肉球に負担がかかりやすい条件
・冬の低湿度/暖房(皮膚から水分が逃げやすい)
・アスファルト/コンクリートの摩擦(接地面の刺激が強い)
・凍結防止剤や融雪剤(付着すると刺激になりやすい)
・雪や氷の付着→乾燥の繰り返し(濡れる→乾くの反復)
・フローリングでの踏ん張り(滑りやすいほど力が入る)
これらが重なると、白っぽさやざらつき、硬さといった変化が出やすくなります。
逆に言えば、「季節や生活を整える」だけで楽になる子もいます。
■ 乾燥とトラブルを分けて考える(受診の目安)
肉球が気になるとき、全部を「乾燥」扱いにしないのが安心です。
乾燥で整えられる範囲と受診を考える範囲を分けておきましょう。
● 乾燥のことが多いサイン(自宅ケアで整えやすい)
・少し白っぽい/粉をふいたように見える
・触るとザラっとする
・弾力が弱い気がする(ぷにっと感が減る)
・歩き方はいつも通り/痛がっていない
● 受診を検討したいサイン(乾燥以外の可能性も)
・出血、ただれ、裂け目が深い
・強い赤み、腫れ、熱っぽさ
・触ると怒る/明らかな痛み
・足をかばう、舐め続ける、歩き方が変
痛み・出血がある場合は、ケアを頑張るより先に、動物病院で原因確認を。
「乾燥だと思ったら別の原因だった」も、実際には起こり得ます。
■ ケアは「守る」より「整える」──クリームが現実的な理由
肉球を守る方法として、靴(ブーツ)を試す方もいます。
ただ、犬によっては違和感が強く、日常的に使うのが難しいこともあります。
(うちも履かせてみたのですが、嫌がってしまって続きませんでした。
だから「クリームで整える」が現実的だと思った派です。)
肉球ケアの目的は、“つるつるにすること”ではなく、
- 角質の柔軟性を保つ
- 水分の蒸発をゆるやかにする
- ひび割れにつながる負担を減らす
この3つをやりすぎず、続けられる範囲で支えること。
クリームは「薄い保護膜」をつくって、日常の摩擦や乾燥の影響を受けにくくする、という考え方に繋がります。
■ クリーム選びの判断軸(舐める前提・使用感)
肉球ケアで忘れちゃいけない現実があります。
それは「だいたい舐める」ということ。
なので、クリーム選びは“効きそう”より先に、まずここを見てほしいです。
● クリーム選びの3つの軸
① 舐める前提で使いやすい(現実に合っている)
② ベタつきにくい(床で滑りにくく、犬が気にしにくい)
③ 続けやすい(毎日を想定した使用感)
「いい成分でも、犬が気にしてやめる」だと続きません。
だから使用感=続けやすさは、実はすごく重要です。
■ THE MATE TOKYO(メイト)の肉球クリームについて
ここまでの話をまとめると、肉球ケアの正解は「強い対策」ではなく、
日常に無理なく組み込める“整えるケア”だと思っています。
そうした考え方から生まれたのが、THE MATE TOKYO(メイト)の肉球クリームです。
● メイトの肉球クリームが目指したこと
・舐める前提の生活にフィットすること
・ベタつきにくく、違和感が少ないこと
・初期の変化(白っぽさ/ざらつき)に気づいたときに、気負わず続けられること
肉球を「特別な場所」として構えすぎず、
スキンケアの延長として、毎日に溶け込む。
そんな立ち位置の肉球ケアを目指しています。
■ おわりに(参考文献あり)
犬の肉球は丈夫に見えます。
でも、構造的にうるおいを保ちにくく、生活の摩擦や乾燥の影響を受けやすい場所でもあります。
白っぽさやざらつきは、壊れているサインではなく、
整えてあげるタイミングを知らせるサインのこともあります。
無理なく続けられるケアを、日常の中に。
メイトの肉球クリームが、そのやさしい習慣づくりのお手伝いになれば嬉しいです。
参考文献
- American Kennel Club (AKC). (2024). Do Dogs Sweat?(犬の汗腺は主に肉球にある旨の解説)
- J-STAGE: Studies on Structure and Function of Sweat Gland of Dog(犬の足底のエクリン汗腺に関する記載)
- Haarstad Veterinary Dermatology. (2024). Keeping Paw Pads Healthy Through the Minnesota Winter(冬の低湿度・凍結防止剤等と肉球トラブル)
- Protexin Veterinary. (2025). A guide to skin health for dogs and cats(犬猫は主に肉球で発汗する旨の解説)